レンタカーでイタリアの高速道路を走るには?料金の支払い方や道路状況、サービスエリアなど実際に走ってみた体験談です。サービスエリアのガソリンスタンドも使ってみました!・・・しかしトイレは衝撃・・・
※2018年6月17日に公開した記事ですが、情報や文言等を追記、修正して2018年9月20日に再度公開しました。
●高速道路の入り方 ●高速道路を走行する ●サービスエリアを使う ●高速道路でガソリンを入れる ●高速道路の下り方イタリアレンタカーで便利なのは高速道路です。イタリア語でアウトストラーダ。イタリア語がわからなくても高速道路利用には関係なし!
普段日本ではETCを利用しているのですが、レンタカーでも利用できるのか?それとも現金?クレジットカード?と疑問が。出発前に調べてみたらレンタカーでETCは使えない。現金払いで走る!と決めて、高速道路、走行してみました。
日本で高速道路を走行したことがあるなら、感覚的に似ているのでわかりやすいでしょう。日本と同じで、高速道路の標識は緑色です。高速道路入り口へは一般道路走行時に現れる緑色の標識に沿って進めば到着します。ただし自分の目的地へ向かう道路の名前や方面はアウトストラーダAUTOSTARDA高速道路のサイト(英語)を見てきちんと把握しておきましょう。
私は、「え?どっちだ?えーいこっちだ!」と向かった方角が、目的地のモデナ方面と逆のフィレンツェ方面で、焦って降りてそのまま宿に戻ったことがあります。野生の勘はあてにならないことがあります。
入り口は、ETC(イタリアではtelepassといいます)レーンと、それ以外の一般レーンに分かれています。レンタカー利用の場合は、迷わず緑色ライトの点いた一般レーン入り口に向かいましょう。バーの前で停車し、機械から出てくる券を取ります。
このとき私のように目測を誤って離れて停車すると、腕が短くて券まで届かなくて、ギアをパーキングに入れ、微妙にドアは開かないから窓から上半身を乗り出して取る羽目になります。しかも後ろのドライバーに笑われることでしょう(恥)
イタリアは日本と逆で車は右側走行です。高速道路でも、走行車線は一番右、左が追い越し車線です。私のようにのんびり走る場合は基本一番右側や真ん中を走ります。左車線は「イタリアは制限速度がないんだな・・・」と思っていたほどのものすごいスピードで抜いていく車ばかりです。(ちなみに130キロ制限)
高速では車線ごとにスピードが異なっていて、変な煽り運転をする人や逆に追い越し車線をトロトロ運転は見かけませんでした。とても安心して運転できます。
ボローニャ近郊など都会付近は朝晩の渋滞もあります。
標識以外にも電光掲示板があり、道路工事情報や渋滞情報が表示されています。イタリア語読めないので感ですが。traffico~だと渋滞があったり、Lavori?だと工事があったので学習能力を発揮していました。
サービスエリアArea di Servizioを見たらぜひ寄ってみましょう。最寄のサービスエリアまで〇キロと標識を見たら、心の準備です。ガソリンマークやレストランマーク
があるのでわかりやすいです。
駐車場に車を止めます。
空いている場所に止める際は周りの車が止めている向きに合わせて止めましょう。車から離れるのできっちりロックはしてくださいね。
施設には、大きなレストランが併設されているものもあります。この施設には、簡単な軽食コーナー、飲食スペース、お土産コーナーがありました。
パニーニやコーヒー、お土産などを買うことが出来ます。
そしてここでトイレを使ってみたら驚いた!
個室ドアを開けたら、見慣れたものがない。二度見して気づきました。便座がないことに。隣のトイレにもない、その隣のトイレにもない・・・マンマミーア!!!:-O
これが噂に聞く、イタリアトイレの洗礼でした。どうしろってんだい(?_?)と焦りましたが、「仕方ないか、これも体験しとこ♪」と中腰で・・・以下略・・・
2018年に利用したサービスエリアのトイレには便座ありました。ドキドキしながら入ったのでホッとしました。
ガソリンスタンドもあります。この日のために、イタリア語で「ガソリン満タンお願いします」を完璧に練習した私。
さっそくガソリンスタンド体験をしてみました。
サービスエリア敷地の出口付近にあるガソリンスタンドに向かいます。ドキドキドキドキ・・・どのレーンに入ればいいの?
SelfかServitissimoか
セルフとフルサービスがあります。ジャポネーゼ魂で練習の成果を出したい&ディーゼル希望とイタリア語で練習してなかった私は、Servitissimoのフルサービス一択!
給油口の近くに止め・・・ようとしたら、係員さんが何か喋ってきた!げっ、意味わからん・・と焦りましたが、そこはにっこり笑って停車完了。窓を開けたら、どうやらもう少し車を前に出せというようなジェスチャーをされたので、少し前に出て今度こそ駐車完了。
いよいよ、練習の成果を発揮する瞬間が!!「イルピエーノ ベルファボーレ( ̄^ ̄)」
「〇△◆*★・・・」とまたイタリア語で話されたので、「?はて?何をおっしゃっているのかしら?」という顔を全力でしたら、鍵を振る動作をして渡せ、というジェスチャー。「鍵を?なんで?あなたに?渡してたまるか!」と焦ったら、また寄こせという動作。一か八かで鍵を渡し死んでもここから動かん!とシートに座り続けてたら、給油口のふたを鍵を回して開けていました。なんと鍵で開けるタイプだったようです。疑ってごめんなさい。
(かといって、車内にあるなら開けるべき給油口開けレバーを探すことさえしなかった全く役立たずなドライバー)
そして言いたくて言いたくて「イルピエーノ ペルファボーレ」とにこにこ笑顔で二度目のお願いをしたら、係員さんもにっこり笑って理解してくれました。
2018年も2回サービスエリアのガソリンスタンドで給油しました。停車するとすぐに係員さんが来てくれるので探す心配はありません。給油口のある側は事前に把握しておきましょう。でないと私のように駐車し直す必要があります。
車を降りてストレッチをしていたら、窓ガラスを綺麗にしてくれていました。他のフルサービスではそんなサービスがなかったので、「窓クリーニングサービスも込みだったのか!」と驚きました。
ガソリンの種類
ディーゼルDiezelとベンジーナBenzinaがあります。ディーゼルはディーゼル燃料ですね。ベンジーナがガソリン燃料のことです。私の借りたレンタカーは、初回はベンジーナ車、二回目はディーゼル車でした。三回目はまたベンジーナ車でした。ヨーロッパでは多いディーゼル車。レンタカー契約時にもどっちのガソリンを入れるか説明されるので忘れないようにしてください。
給油口にも記載してありますので、セルフを選択しても安心でしょう。
私がフルサービスにした理由のもう一つは、絶対に間違えたくなかったから。万が一間違えたら、レッカーや修理費などは保険の補償対象外です。係員さんなら間違いなく給油してくれると思いました。
支払い
無事ガソリン満タンになり、支払いです。フルサービスだと係員さんにその場で支払えました。現金かクレジットカード好きな方が使えます。私は現金を使い切りたかったので現金で払うことにしました。
「ベンティチンクエ~」と言われても数字がぱっと浮かばない。車から降りて機械に表示されている数字を見て料金を確認し、30ユーロ分のお札と小銭で払いたいのですが小銭もぱぱっと選べない。
こんな風に手の平に小銭をずらっと並べたら、意図した事が通じたらしくて、端数分を選んで取ってくれました。係員さん、ナイス!「グラーッッエ!」と言ったら、係員さんも「グラッツエ!」と返してくれました。
目的地に近づいたら標識に従い出口に向かいます。右車線側が出口ですので右に寄っておきましょう。下りると支払いゲートが見えてきます。
レーンは写真のように絵でわかるようになっていますので安心♪
写真のように、左が無人レーンで、現金やクレジットカードで機械を通して支払うレーンです。真ん中と右が有人レーンで、係員がいるレーンです。さらに右側にETC(telepass)レーンがありました。
私は安心の有人対面式選択。女は度胸。前の車の様子を探ります。ドライバーが通行券を渡して、お金をやり取りしているのが見えました。あれならわけなくてよ!
自分の番が来たので、「ブォンジョールノ!」と言ったら無視。は?大和撫子をなめてはいけません。聞こえるまで言いますよ。もう一度大声でブォンジョールノ!と言って無理やり返事をもらいました。←仕事の邪魔?
料金が表示されるので現金を渡します。きちんとおつりもくれます。「グラーッッエ!」と言ったら、「プレーゴ!」と返してくれました。←私が怖いから?
2018年は無人レーンにチャレンジしてみました。
ただ人間がいないだけなのですが妙に緊張しました。利用方法はいたって簡単。車を止め、通行券を券挿入口に差し込みます。すると横の電光掲示板に「EURO 6.70」のように金額が表示されるので、お札はお札挿入口、小銭は小銭入れに入れます。おつりも正しく出てきました。(正直、機械を疑っていた)
すると機械が「アリベデルチ(さようなら)」としゃべりかけてきたので、何か答えなければ!と焦り「ボンジョルノ!(こんにちは)」と返してしまいました。
イタリアの高速道路はトイレ以外は日本と同じで快適です。道路も綺麗に舗装され、イタリア語ですが道路標識も感覚的にわかりやすいです。一番快適だったのはレーンごとに違うスピードや流れがそろっていて、ゆっくり走る人は右、お急ぎの方は左、のようにわかりやすいことでした。前の車のペースでついていくと、みなさん運転が上手なので気持ち良く快適に走行していられます。ぜひチャレンジしてください。
つぎは【返却編】です。
® RentingCarz(®レンティングカーズ)は、RentingCarz Holdings(レンティングカーズ ホールディングス)の商標登録です。RentingCarz Holdingsは、ユーティリティ特許を含むすべての著作権および知的財産権を保有しています。RentingCarz Holdingsはこのサイト内の情報、素材、機能を含む知的財産権を積極的に保護します。 特許 10, 510, 092