海外レンタカー
契約がスムースにいくヒント教えます

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海外レンタカーで一番緊張するであろう、契約カウンター。 疲れているし、外国語だし、なんだか行列しているし、とりあえず早く出発したいしと思う気持ちはよーく共感できますが、いい加減に済ませてはいけません。


契約書にサインをしたあとや帰国した後に「何この請求?!」と驚かなくていいように、契約時におさえるべきポイントや、たぶん他のレンタカー会社では言えないことまで、お客様の立場もレンタカー会社の立場も両方わかる海外レンタカー歴20年以上のスタッフが細かく詳しく教えます。

2018年12月4日:「こんな時は?」と「実際にあった話」を補足、追加しました。

2019年3月29日:ガソリン込プランなのに、満タン返しを要求されたら、を追加しました。

2019年4月23日:車の変更をすすめられたら、を追加しました。

2019年9月27日:5に「サイン署名の法的重さ」を追加しました。

2019年12月5日:6に「契約開始後に不正請求が来た!」、4に「ロードサービスオプション」を追加しました。

2020年1月14日:4に「ディポジット:保証金」を追加しました。

 

目次
1.会社の営業所へ行く
2.自分の番がやってきたら【重要度★★★】
3.必要書類を出す
4.契約時、こんな時どうする?|任意保険・車種変更・乗り捨て・追加運転者・チャイルドシート・GPS・ガソリン・ディポジット保証金
5.契約書にサインをする【重要度★★★】
6.お疲れさまでした!|契約開始後に請求が来た?!


 

1.予約したレンタカー会社の営業所へ行く

チェック!

空港のレンタカー営業所で契約する場合、
① 空港敷地内のレンタカー営業所で契約。
② 空港敷地からシャトルバスやエアポートトレインでレンタカーセンターに行き契約。
のいずれかになります。

 

 

①営業所が空港内にある場合→徒歩で移動

バゲージクレームを出たら、空港内にあるCar RentalやRent A Carような表示に従うと、レンタカー会社の営業所カウンターが集まっているエリアに到着します。
お目当てのレンタカー会社のカウンターに着いたら、自分の順番を待ちます。

広い営業所では並ぶ場所や順番がわかりやすのですが、狭い空港営業所などで多いのが発券機で番号札を取る方式です。日本でも銀行などでありますね。周りを見てそれらしい機械がある場合は番号札を必ず取りましょう!
私のように20分以上経過して気づき、その間後から来た人に抜かされていないように。

飛行機到着直後は混雑していることが多いのですが、現地スタッフは基本慌てません。マイペースです。混んでいるのにスタッフが2人くらいしかいなくても平常運転です。 私は、自分の番が来るまでの間スマホをWi-Fiにつなげてメールしたり、インターネットでホテルまでのルートを確認したりしてのんびり構えています。

 

 

②レンタカーセンターの場合→シャトルバスやエアポートトレインで移動

空港営業所という名前ですが実際にはシャトルバスやエアポートトレインで移動する営業所は、「レンタカーセンター」があるような巨大空港に多くみられます。

レンタカーセンターとは空港に隣接したレンタカー専用のビルで、たくさんの会社のカウンターが1か所にまとまっているものです。

レンタカーセンターへは空港内にあるCar RentalやRent A Carような表示に従います。サンフランシスコ国際空港のようにエアポートトレインで移動したり、ラスベガス国際空港のようにシャトルバスで移動したりします。

シャトルバスは、ホノルル国際空港営業所のように各レンタカー会社がロゴ入りバスを走らせているところと、ラスベガス空港営業所のように全社共通バスを走らせている営業所があります。

 

 

 

2.自分の番がきたら 重要度★★★

チェック!

ここが重要な瞬間です。これをするかしないかで、このあとの待遇を左右するといっても過言ではありません。
それは、「笑顔であいさつする」

 担当スタッフの目を見ながらにっこり笑って「こんにちは!」「ハロー!」「ボンジュール!」「ブオンジョルノ!」などと言うだけ!
1秒でできます。しかもタダです。

 

残念ですがとても多いのが、無言で目もあわせず予約確認書や免許証をぼんと出す人です。
相手も人間なので、言葉がペラペラで無愛想な人より、片言でも一生懸命会話しようとする人の方により親身になります。言葉の壁はあっても心の壁は作ってはいけません。

”郷に入っては郷に従え”。挨拶をする文化の場所に行ったらぜひ笑顔であいさつ!試してください。

 

相手をにっこり笑顔にさせたら契約という名の勝負?!に勝ったも同然です。

予約した車種がなかったときに何度も何度も配車ボックスに車が戻っているか確認してくれたり、「あなたと話して楽しかったからアップグレード車種を差額無しで用意した」とエコノミーがミッドサイズになったり(非常に困ったけど)、車の色を選ばせてくれたり、オプション契約を返却日の状況に合わせて融通を効かせてくれたり・・

初めが肝心です !!

 

 

チェックこんな時はどうする?

 

混雑している時こそ納得行くまでじっくり確認

日本のお客様に多いのが「自分の後ろに何人も行列していたから、なんだか悪くて、契約内容を詳しく確認しなかった。」というものです。

焦って「自分の予約した通りに契約書が出来ているはず・・・」と実際の契約書をじっくり確認しないままサインした結果、入る予定のなかった保険やアップグレード料金がばっちり加算されていたという方、本当に多いのです。

サインするということは契約書内容に同意した証明です。後でそんなつもりではなかったは通りません。

 

後ろの行列なんて気にしてはいけません。焦ってサインした結果の想定外の請求、後ろの人が払ってくれますか?
その場でじっくりと目を通し、納得してからサインしてくださいね。笑顔になると緊張が少しとれて落ち着いてきます。焦りがおさまります(^o^)

 

 

 

3.必要書類を出す

チェック!

持ち物チェックリスト  ■ご利用条件をよむ

必要書類 契約者 追加運転者 1.日本の運転免許証 〇 〇 2.国外運転免許証(ハワイ、グアム、サイパンは無くても契約可) 〇 〇 3.クレジットカード 〇 〇 4.パスポート(主にヨーロッパ) 〇 〇 5.予約確認書/プリペイドバウチャー 〇

 

カウンターに必要書類を出しましょう。待ち時間の間にまとめておくと一気に出せるので便利です。

 

 

実際にあった話

 

【日本の運転免許証編】

 

■「契約させてくれない!」

 「国際運転免許証を出しているのに貸してくれない。」と国際電話で連絡が来たお客様。

お話を伺うと、「海外だから国際運転免許証だ」と日本の運転免許証を持参していらっしゃいませんでした。
国際運転免許証はあくまでも日本の運転免許証の翻訳であり免許証ではないのです。免許証不携帯では契約はできません。

有効な日本の運転免許証の原本が必要です。コピーは不可です。さらに追加運転者も含め、運転する方は全員提示が必要です。

お持ちでない場合は残念ですが契約できません。

 

 

■「海外発行の免許証でなぜ契約できない!」

レンティングカーズサイトだけでなく、日本向け料金を展開している各レンタカー会社サイトの料金は、「日本在住で日本の運転免許証をお持ちの方」が利用できる特別料金です。

契約必要条件に「“日本”の運転免許証を提示」と記載されているのはそのためです。

国外発行の運転免許証を提示すると、せっかく予約したはずのお得な予約料金は破棄されます。

日本国外発行の運転免許証では契約が出来ませんし、仮に出来たとしてもお得な日本予約料金プランは破棄され、予約無しのお客様用の現地料金が適用されます。

 

「海外在住だから海外の運転免許証を出したのに貸してくれなかった」とか「海外発行運転免許証を出したら、予約した料金ではなく高くなったぞ!どうしてくれる!」ということが起こるのは、自らお得な料金適用条件を放棄してしまっているのです。

 

 

 

【クレジットカード編】

 

■「デビットカードを使えなかった!」

契約者、追加運転者ともご本人名義のクレジットカードが必要です。契約必要条件に「クレジットカード」と記載されているのはそのためです。

最近お問い合わせいただくデビットカードですが、日本国内発行のデビットカードは利用不可です。必ずクレジットカードをお持ちください。

レンタカーは安価にできるものですが、レンタカー本体は実はかなり高価なものです。そんな高価なものを借りるのですから、万が一の場合の保証としてのクレジットカードなのです。


また、現金での支払いも不可ですのでお気をつけください。

 

 

 

4.契約時、こんな時は?

 

レンタカー料金には、様々な保険、オプション、税金があります。日本でパッケージプランを予約済みであっても、現地にて係員はプランに未加入の保険やオプションをすすめます。

保険

車種変更

乗り捨て

追加運転者

オプション:チャイルドシート、GPSナビ、ガソリン、ロードサービス

ディポジット:保証金


チェック!契約書は予約内容に基づき作成されますが、必ず加入をすすめられるのが、追加の保険やオプションです。

これは相手も商売だからというだけではなく、無保険で事故を起こしたお客様が「レンタカー会社が保険加入をすすめてくれれば加入したのに!」と訴えるということがあったためです。(勝手すぎる・・)

レンタカー会社が保険やオプションをすすめるのは、搾取してやろう、ではなく、彼らの仕事をしているのです。

契約書にサインをする前に深呼吸!

「予約内容と合っているだろう・・・」ではなく、希望のものが含まれているか、必要ないものが含まれていないかを確認してください。


 

 

チェックこんな時はどうする?!

 

①保険の追加をすすめられたら

 

ご予約済みのレンティングカーズのプランに含まれない保険に対して、係員は加入を必ず勧めます。しかし、保険は任意であり、加入する、しない、は契約者であるお客様ご本人が決めることです。「加入しないと契約できない」「みんな入っている」「加入しないなんて!」などとあらゆる言葉で追加契約をすすめてきますが、あくまでも任意契約です。

 

もしも追加加入する場合は、保険内容がご希望に沿うかどうか確認し、料金を確認し、加入する場合は契約書に承認のイニシャルを書き入れます。

もしも追加加入しない場合は「NO, THANK YOU」とはっきり断りましょう。遠慮はいりません。

 

 【!!!ご注意!!!】特に多いお問合せは「口頭で断ったのにあとで請求が来た」というお問合せです。

これを防ぐためには、完成した契約書に署名する前によく見てください。

断ったはずの保険やオプションが記載されたままになっていませんか?

見積金額が大きく変更されていませんか?

希望しない保険やオプションが加わっている場合は、見積金額が予約時と大きく異なります。金額を見ましょう。

日本国内でも、契約書が必要な買い物をする場合、吟味中に口頭でオプションを断ったとしても、契約書に署名する際に隅から隅までさらに確認してから署名しませんか?海外でも同じです。署名の前によーく確認しましょう。

署名&利用してしまってからでは異議申し立てはできません。

 

 

実際にあった話

「知らない間に入っていた保険料金を返して欲しい」

「クレジットカードの請求が来て、思っていた料金よりも大幅に多いため調べてみたら、契約時に加入した覚えのない保険やオプション料金だった。返してほしい」


残念ですが、契約書の「記載の条件や料金を了承しました」とご本人のサイン(署名)がされている以上、利用後に覆すことは出来ません。

いくら加入の記憶がなくても、いくら口頭で断ったと言っても、レンタル期間中はその保険適用下=万が一の際には保険適用されていたのです。保険という性質上、「保険に加入した(されていた)けど、結局は無事だったからその保険料を返せ」は不可能です。

  ■海外レンタカー保険・補償ガイド|ハワイ/アメリカ/ヨーロッパ/海外レンタカーの保険・補償を確認しておこうを読む

 

 

 

② 車種変更

“アップグレード料金”とは?

予約時の車カテゴリーから、大きい又は小さい車輌へ変更する手数料のことを“Upgrade Fee”アップグレードフィーといいます。大型車両から小型車両にダウングレードしても、変更なので”UpgradeFee"として手数料がかかるのでご注意ください。この料金は変動制で、繁忙期には高くなります

契約書に記載されるアップグレード料金を確認&了解の上でサインしてください。

 

◆車の変更をすすめられたときの対処方法|「車がない」と言われたら を読む

 

実際にあった話

「アップグレード料金を返して欲しい」

お客様の沢山の荷物を見た係員が「その荷物量では予約車輛には載らない。大きい車輌に変更しないと。」と言い変更を強くすすめました。

お客様はその場で言われるままに車輌変更し契約完了。しかしその結果700ドル近いアップグレード料金を請求されました。

帰国後「荷物が載らないと言われたから変更したが、よく考えたら元のサイズでも荷物は乗ったはず。手数料を返金して。」と電話がありました。

しかし、ご本人のサインがあり、契約期間中は大きい車輌を使用していたのは事実です。荷物を全部載せてみて問題なければ、営業所を出発する前に契約をし直す必要がありました。

 

 

 

③ 乗り捨て

契約営業所とは別の営業所に返却する場合予めその条件で契約します。乗り捨て料金がかかります。また、車輌によっては乗り捨てできない場合もあります。

 

 

 

④ 追加運転者がいる場合

レンタカーを運転するためには、運転希望者は全員契約書にサインする必要があります。契約しないまま運転し、万が一事故が起きた場合、保険はもちろん対象外です。

追加登録には追加手数料がかかり、25歳未満の場合はさらにヤングドライバー料金がかかります。

また、契約書に記載された期間分の登録料金や年齢料金が発生するため、「途中2日間だけ運転するから2日分のみ料金を払いたい」ということはできません。

 

時間と手間をかけてもいいからお金をセーブしたい方へのヒント

例:10日間の滞在中、ドライバーAが1-3日目運転。3日目から5日目は追加運転者Bも運転。6~10日目は再びドライバーAのみ運転したい場合

予約を3つに分けてとります。

予約1:契約者:ドライバーA。日程:1-3日目の2日間
予約2:契約者:ドライバーA、追加運転者:ドライバーB。日程:3-5日目の2日間
予約3:契約者:ドライバーA。日程:5-最終日まで

あとは1を返却したその場で2の契約をし、2を返却したその場で3の契約をします。3回も契約する必要がありますが、それでもやってみたい方へ。

 

 

 

⑤ オプション契約

 

◆チャイルドシート

国によって条件は異なりますが、お子様はチャイルドシート装着が義務付けられています。お子様の年齢や体格にあったシートをご利用ください。

チャイルドシートについて を読む

 

 

 

◆GPSカーナビ

※ハーツレンタカー、ダラーレンタカーおよびスリフティレンタカーは現在GPS(カーナビ)のオプションレンタルを行っていません。(2021/09現在)

各レンタカー会社では、ポータブル式GPSや電話機能までついたタブレット型GPSの2種類レンタルが可能です。

ポータブル式GPSと、タブレット型GPSは料金や機能が異なるものです。

「充実プラン+ナビ」に含まれるのはポータブル式GPSですが、現地契約時に現地係員から高価なタブレット型への“アップグレード”をすすめられます。

現地係員のすすめでタブレット型に変更した場合でも「充実プラン+ナビ」に含まれるGPS料金の差額返金はありません。

タブレットGPSの料金が別途かかることをご理解、ご了承の上でご署名ください。この場合、契約書にはTABやTravelTabletなどが加わり、タブレットの料金が記載されます。

見積金額が予約時と異なりますので気を付けてください。

 

レンティングカーズは予約代理店ですので、契約書にサインをされた後は、レンタカー会社とお客様間の契約内容に対して、いかなる異議申立てもできません。

 ■GPSカーナビの種類・使用方法・注意点まとめ を読む

 

 

◆ガソリン満タン返し不要オプション

レンティングカーズのガソリンオプション込の充実プランを利用する方以外は、レンタカー返却時にガソリン満タン返しが必要です。

しかし、長距離運転予定で途中何度給油するか不明な場合など、タイミングによってはガソリンがまだたっぷり入ったまま返却日が来る場合もあり、なんだか損した気分になります。(実体験ずみ)

前回の契約時にガソリンオプションをつけるかどうかを迷っていたら、スタッフが「契約書はオプション込で作って、返却時満タンだったらオプションを削除できます。返却時に決めていいですよ」とアドバイスをしてくれたので体を張ってやってみました。


ガソリン買取オプションは、返却時に修正してもらえるのか?体験談 を読む

 

【重要】 契約書にサインした保険、チャイルドシート、カーナビ、年齢、追加登録料金やプレートパス等の利用開始後の修正はできません。

契約時に別途にオプション契約したガソリン満タン返し不要オプションのみ満タン返しにすることによって修正可能ですが、現地返却時に、必ずオプションを取り除いた正しい修正後のレシートを受け取ってください。

ご帰国後に「請求しないって言われたのに請求されているから返金して」と異議申し立てをされても証拠がないため受け付けられません。

 

また、ガソリン満タン返し不要オプションが料金に含まれている「充実プラン」や「充実プラン+ナビ」は、ガソリン部分はオプション契約ではありませんので、間違って満タン返却をしてもガソリン代の返金はありません。

 

 

ヒントもしもガソリン込プランなのに、満タン返しを要求されたら

ガソリン満タン返し不要オプション込みのプランを予約したにも関わらず、レンタカー会社係員の認識不足によって、ガソリンを補給して返却するように言われるケースが残念ながら起こっています。もしも自分が言われたらどうしたらいいのでしょうか?

ガソリン込プランのはずなのに・・・満タン返しするように言われた時の対処方法 を読む

 

ヒントもしもレンタル開始時にガソリンが満タンでなかったら?

繁忙期など、ガソリンが満タンでない状態で配車される場合があります。出発前にエンジンをかけて必ずガソリンレベルを確認しましょう。

万が一満タンになっていない場合は、その場で係員に申告してください。ご利用のプランにより対応は異なります。

契約時に申告がない場合は、証拠がないためいかなる異議申し立てもできません。

レンタル開始時にガソリンが満タンでなかったら? を読む

 

 

 

 

◆ロードサービスオプション / 緊急ロードサービスオプションなど

 

こちらもご帰国後にお問合せが多いオプションです。

各レンタカー会社は、車のパンクや破損して自走できない際のレッカー費用を軽減するオプションを用意しています。

日本でいうJAFや保険会社のロードサービスのようなイメージです。

オプション契約が可能なのですが、レンタカー会社によっては契約書に初めから記載されている場合があります。

契約書の見積金額や、Road Service, Road Safe, Emergency Road Optionなどのような記載がないかをご確認の上、ご署名ください。

必要がない場合は、契約書から削除してもらい、見積金額をご確認の上ご署名ください。

 

 

 

 

⑥ディポジット-保証金について

 

意外と知られていないものに、この「ディポジット-保証金」があります。

契約時に提示するクレジットカードに、レンタカー代金の一部が請求としてあがり契約書に記載されます。これはすべてのお客様が対象です。

金額はUS200、または、見積金額が$200以下の場合は全額、のいずれかとなります。

契約書上に、”Authorization:$158.25”などと記載されるのが保証金です。保証金は万が一の際にレンタカー会社が保証としておさえておくためのもので、正しく返却&支払い時に保証金としておさえたディポジットは全額開放されます。ご安心ください。

 

「支払い済みなのに二重で請求されている」

「日本で支払い済みのはずなのに、契約書に追加で請求されている。おかしいのではないか?」と、契約中に現地からご連絡を受けることがあります。契約書上に、Authorization/Depositと記載されていないかをご確認ください。これは、レンタカー利用代金の一部を、保証金としておさえているためであり、返却時には開放されます。

 

 

 

 

 

5.契約書にサインをする

 

チェック!希望の契約書が出来たらいよいよサインです。さんざん脅かしてきましたが、サインをしてしまった後に気が変わったとしても、営業所を出発する前までなら正しい契約書を作り直してもらえばいいだけなので安心してください。

 

スタッフ体験談

ハワイで「エコノミーを、ミッドサイズに無料でアップグレードしといたよ」と言われ、ラッキー♪とサインをして駐車場に行ったら、私の運転技術では到底運転できそうもない立派な大きなアウディが止まっていました。

駐車場から出る時に秒で車を傷つける自信が湧くほどでした。

とっても、かなり、ものすごく残念でしたが契約カウンターにもどり、エコノミーサイズでの契約書に作り直してもらいました。

 

 

サインの法的重さ|契約書にサイン・・その前にもう一度数字を確認

チェック!契約書には「Total Estimated Rental Charge 請求予定見積金額」が数字で記載されます。サインする前に必ずチェックしてください。 

予約完了時のバウチャーに記載されている金額や内容と、契約書に記載されている金額や内容を比べてください。
プランに含まれていない保険やオプションが、契約書に記載されている場合があります。

 

「追加オプションは口頭で断ったから」と契約書に記載されている内容や金額を確認せずサイン、利用した後では、いくら「口頭で断ったのに」「気づかなかった」「契約したつもりはなかった」と言っても覆りません。

日本の社会では実印ですね。実印を押す前には記載内容をすべて読み納得してから捺印します。捺印後に”知らなかった””そんなつもりはなかった”が覆らないのと同じです。

 

サイン=記載事項にすべて了承したということであり、たとえ私たちスタッフがレンタカー会社に直接問合せたとしても、返金させる力はありません。

 

 

チェック本当にあった話1

「二重請求されている。返金してほしい。」とお問合せがありました。

調べてみると、そのお客様が予約された充実プランに含まれていない保険とロードサービスオプションの料金が追加で請求されていることがわかりました。

お客さまに報告すると「すべての保険やオプションはいらないと言ったから勝手につけられている。返金してほしい」とのこと。

残念ですが、口頭で断ったとしても契約書にはオプション追加契約を承諾した上でサインされている以上は、覆すことはできません。必ず数字を比べてください。

サインはそれほど重要なのです。

 

 

チェック本当にあった話2

「GPS料金が含まれるプランなのに、GPS料金が二重請求されている」というお問合せがありました。

調べてみると、もともと予約した「充実プラン+ナビ」に含まれているGPSではなく、タブレット型のGPSを利用されたための使用料金が請求されていました。

契約書には「Travel Tab 21.99 /day Accepted」の記載があり、あらかじめ予約したGPS込みプラン料金の金額にトラベルタブレット料金のを加えた金額が明記された契約書にサインされていました。

この場合も残念ですがサインがある以上覆すことはできません。

 

 

 

実際の契約書を見てみよう!(見本)

予約時は241.27ユーロでしたが、保険、オプションを追加契約(Accepted)した見積金額が535.13ユーロになっています。

署名の前に、金額を必ず確認してください。

万が一 予約時と異なる場合は、契約するつもりのない保険やオプションなどが含まれている場合があります。

サインする前に!もう一度確認を。

 

レンタカー契約書見本

① 契約番号 ② 契約者名/住所 ③ 日本の運転免許証番号 ④ 契約車輛名 ⑤ ナンバープレート番号 ⑥ 契約者誕生日 ⑦ 車輛料金 ⑧ 保険・補償名称
*保険やオプション、
正しく記載されていますか? ⑨ ACCEPTED=加入
DECLINE=非加入 ⑩ 保険・補償料金 ⑪ 保険・オプション
加入承認イニシャル ⑫ 各種税金 ⑬ 合計金額見積もり ⑭ クレジットカード情報 ⑮ 契約時走行距離 ⑯ 契約時ガソリンレベル
*返却時は同じレベルで返却します。 ⑰ 契約開始日時 ⑱ 契約営業所名 ⑲ 返却日時 ⑳ 返却営業所名 ㉑ 契約者サイン
*記載内容を了承したことになります。

 

 

 

6.契約は以上で終了です。おつかれさまでした!

 

チェック!

いよいよレンタカーをピックアップ!と気がはやりますが、免許証、クレジットカード、契約書やパスポートなどの提出書類をカウンターに忘れないようにしましょう。

 

【鍵】

レンタカーの鍵は、契約カウンターで渡される営業所、駐車場のスタッフに鍵を渡される営業所、レンタカー内に鍵が刺さっている営業所があります。

契約カウンターで鍵を渡されない時は、どこにあるのかをスタッフに確認してから、荷物を全て持ってレンタカー駐車場に向います。

 

【GPS】

GPSの種類を確認してください。

GPSとタブレットについて を読む

レンティングカーズの「充実プラン+ナビ」に含まれるのは通常のGPSの料金です。

契約書に「Navi, Tablet $21.99 DAY」などの記載が加わっている場合はタブレット型を契約したことになりタブレット型ナビ料金が別途請求され、プランに含むGPS料金返金はできません。ご注意ください。

使用方法がわからない場合は、その場で確認してください。

 

【チャイルドシート、ブースターシート】

その場で受け取る営業所と、レンタカー内に未設置状態で置いてある営業所があります。

リクエストした場合は必ずどこにあるか確認してください。

また設置は契約者様が行いますが、設置方法が不明な場合はレンタカー駐車場にいる係員に確認してください。

 

 

 

 

チェック「契約開始後に、メールで想定外の見積が届いた!不正請求だ!」

 

全ての契約が終了しレンタカーを受け取りドライブに出発。ドライブを楽しんでいるとレンタカー会社からのメールの着信が・・・

中を開いてみると英語でいろいろ記載されていて「Estimate Charge $61.92」の文字が!

「これは不正請求だ!いますぐなんとかしろ!」とご立腹されながら弊社宛に問合せてこられますが、安心してください。不正請求ではありません。

 

「Estimated Charge=見積金額」のお知らせなのですが、これは日本でご予約の契約開始時間よりも、実際の契約時間が早まったお客様に対して自動で配信されるものです。

見積書をよくご確認ください。必ず「$61.92@hour 」などのような超過料金の見積金額が明記されています。

 

たとえば、午前11時から利用開始と予約したにもかかわらず、実際には午前10時に契約を開始した場合、「お客様の当初のご予約通りに返却予定日の午前11時に返却すると、1時間分の延長料金$61.92が加算されます。ご注意ください。」というメールなのです。

 

契約開始後にレンタカー会社からの超過料金見積書が届いた場合は、返却時間にご注意いただき超過料金が発生しないようにお気を付けください。

上記例の場合は、返却予定日の午前10時までに返却完了すれば超過料金は請求されません。

 

 

 

 


以上、海外レンタカー契約ガイドでした。

理解するまで、納得するまで時間をかけて何度でも確認しましょう。

サインするということは実印を押すのと同じです。

「知らなかった」「気づかなかった」「早くレンタルしたかったから」や「帰国後日本で相談すればいいと思った」というのは、サインを取り消す理由にはなりません。


笑顔&マイペースで納得の契約を!

 

返却するときは・・・

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